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ワインをおいしく飲むために

ワインに関するよくあるご意見、お問い合わせ

ワインというのは、他の商品と異なる性格を持った商品であるために、お客様からもさまざまなご意見、お問い合わせがあります。 その中から代表的な事例についてご説明したいと思います。その前に結論から申し上げると、ワインが他の商品と異なるのは、『時間の経過とともに変化することが前提に作られている』ということです。

以前飲んだものと味が違う
コルクにカビが生えていた
ワインが漏れている
オリが出ている
コルクを抜いたワインが残ったらどうする?
コルクが抜けない

以前飲んだものと味が違う

お客様からのお問い合せでもっとも回答が難しいのが、「以前飲んだものと同じ銘柄なのに味が違う」というものです。さまざまな可能性があり、特定するのは困難ですが、以下のような原因をあげることができます。

(原因1)以前飲んだときと温度が違う

ワインは飲むときの温度で印象が大きく変わります。白ワインであれば、よく冷えていればきりっと引き締まった味がしますが、温度が高いと甘みやこくが強く感じられます。赤ワインであれば、冷えているとタンニン(渋味)は控えめに感じられ、温度が高いとしまりのないぼやけた味になります。

(原因2)以前飲んだときといっしょに食べているものが違う

ワインはいっしょに食べるものでも味が違って感じられます。チーズのようにワインと相性がいい食べ物と、酢の物のような相性があまりよくない食べ物とだと、いっしょに飲んだワインの印象は大きく異なります。

(原因3)以前飲んだときコルクを抜いてからの時間が違う

ワインはコルクを抜いて空気に触れると味わいが変化していきます。ワインをグラスに注いですぐのものと、30分経ったものを比較してみてください。香りも味も変化していることがわかると思います。ボトルに入っていても、何時間か経つと味わいは変化してきます。

(原因4)ワインのヴィンテージ(年号)が違う

ワインには年号がかかれているものがありますが、これは原料となるぶどうが収穫された年を表しています。その年の天候の違いによってぶどうのできに差があり、出来上がったワインも異なった味になることがあります。

(原因5)熟成の度合いが違う

原因4とも関連しますが、出来立てのワインと出来てから年月の経過したワインとでは味わいが異なります。これはワインの熟成度合いが異なるためです。ワインはボトルに詰められてからも変化しています。赤ワインだと、熟成が進むにつれ、紫がかった色からオレンジや煉瓦の色に近くなります。フレッシュなフルーティさは薄れてきますが、とがった渋味がまろやかになり、こくが出てきます。白ワインでは黄色味がかかってきて、フレッシュな酸味がまろやかになり、蜂蜜のようなコクが出てきます。 熟成の進み方や、熟成してどう味が変化するかはワインによって異なりますし、飲む人によっても好みが分かれます。実は、軽いワインほど熟成は速く進むのです。半年以上経過すると味わいに違いが目立つようになります。 逆に、赤のシャトーワインのようにしっかりした渋味のワインは、ゆっくりと熟成が進みます。なかには10年以上熟成してやっと飲み頃になるものもあります。こういった変化が起こるのはワインに特有なことであり、非常に興味深いことです。

コルクにカビが生えていた

ワインの保管に適した状態というのは、冷暗所で湿度が高いことです。こうした状態だとカビも生えやすくなります。ワインのコルクに生えるカビは人体に害はありませんので、きれいに拭き取ってコルクを抜けば問題はありません。しかし、不快に思われる場合は、お買上頂いたセイコーマートにレシートと一緒にお持ち下さい。新しいものとお取り替え致します。

ワインが漏れている

コルクは自然の木をそのまま使っている場合と、コルクの粉を固めて作っている場合があります。特に自然の木をそのまま使っている場合は、目に見えないような亀裂や虫食いの穴が空いていることがあります。目に見えないような隙間でも、中のワインが染み出てくることがあります。染み出たワインにカビが生えている場合もあるかもしれません。 たいていの場合が飲んでも問題ありませんが、中のワインが空気と接触している状態が長く続くと、酸化した状態になっていることも考えられます。

オリが出ている

ワインにはオリと呼ばれる沈殿物が生じることがあります。これはワインの熟成とも関連しています。ふつう熟成するにつれて、多かれ少なかれオリが生じます。オリはワインにもともと含まれていた成分が結晶化して出来たもので、人体に害はありません。白ワインでは白っぽいざらめのようなものが出ることがあります。主に酒石酸という酸の結晶です。これによって酸味がまろやかになってきます。  赤ワインでは、主にタンニン(渋味の成分)が結晶となり、色素などがついて黒っぽい砂状のオリがでます。オリの量が多いと、オリどうしがくっついて大きな固まりになることもあります。熟成してオリがでると渋味がまろやかになっています。ただし、まだ1、2年ぐらいしか経っていない新しいワインで極端にオリが多い場合は、温度変化が激しかった(特に、氷点下で保存された)ことも考えられます。飲めないということはありませんが、味わいはいまひとつという状態になっているかもしれません。  オリが出ている場合は、飲む前にボトルを立てておき、オリがグラスに入らないように静かに注ぎます。オリが多い場合は、デキャンタージュといって、オリが入らないように別の容器にワインを移し替えます。オリには害はありませんが、口に入るとざらざらしていて、口当たりがよくありません。国産ワインではオリが出ないように、あらかじめオリを完全に除去している場合があります。そうするとワインの成分を取り除いてしまうことになるので、味わいは平板になってしまします。 セイコーマートのワインは、熟成にしたがってオリが生じることがあります(オリになるようなワインの成分を取り除いていないという証しです)。

コルクを抜いたワインが残ったらどうする?

「以前飲んだものと味が違う」の項目で説明したように、コルクを抜くと時間が経つにつれワインの味は変化していきます。しかし、すぐに飲めなくなるというわけではありません。空気に触れるとワインの味は変化していきますので、半分ぐらいまで飲んだワインを取っておきたいときは、他の小さな容器に入れてなるべく空気に触れないようにして密閉し、冷暗所においてください。
どれぐらい持つかはワインによって異なります。白ワインや軽い赤ワインは早く味が変化します。翌日か2日以内には飲んでしまったほうがいいでしょう。赤ワインならふつう2、3日、しっかりした赤ワインなら1週間おいても大きく味が変わらない場合もあります。

コルクが抜けない

実はお客様からの問い合わせで最も多いのが、コルクが抜けないというものです。コルク栓を抜くためのオープナーには多くの種類があり、一般的なソムリエナイフなどに加えて、スクリュー式や圧力式などコルクがより容易に抜けるよう工夫されたものも登場しています。セイコーマートで販売している写真のコルク抜きは198円とお手軽価格でお勧めです。