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ワインの楽しみ方

ワインの飲み方

ワインをおいしく楽しむためには、料理との相性を考え、相性の良いワインと合わせることが大切です。また、ワインの色や、甘さ、炭酸の有無など、それぞれワインに含まれている成分により、飲みごろの温度も変わってきます。 ワインの上手な飲み方は、飲みごろの温度にしたワインをワイングラスの1/2~1/3注ぎます。グラスを満杯にしないのは、グラスの上部に空間をつくることで、ワインの香りを留めるためです。飲む直前に香りを感じやすくすることで、おいしさを予感できるようになります。飲むときはグラスの脚をもちましょう。胴部を持ってしまうと適温になっているワインの温度を高めてしまう事があるからです。  ワインを飲むときの動作はグラスを手に取り、ワインの外観(色やてりなど)を見て、香りを嗅ぎ、味を確かめるという順番になります。ソムリエなどの専門家が行うテイスティングと食事のときの飲酒では目的や手法は異なりますが、グラスを手に取りワインを口に含むまでの流れは、ワインの特徴をよく感じ取ろうとする点で共通の動作といえます。

ワインを味わう


ワインを味わう場合のポイントは次のとおりです。

1)甘さと辛さ・・・ワインに含まれる糖分と酸によって甘さの度合いに違いが生まれます。
2)ボディ(ワインのコク)・・・ブドウ品種や産地、アルコール度数によって違いが生まれます。フルボディやライトボディとは、味わいや感覚による区別のため、目安として捉えるのがよいでしょう。
3)酸味・・・ワインに爽やかさや引き締まりを与える要素が"酸味"です。多すぎても、少なすぎても味のバランスが崩れます。
4)タンニン(ポリフェノール)・・・黒ぶどうに含まれるタンニンがワインと共に熟成し、渋み、コクなど豊かな味覚成分となり、ワインに"まろやかさ"を与えます。

ワインと料理

ワインと料理の相性を考えるときに大切なことは、お互いの味にバランスがとれているかどうかです。軽いさっぱりした料理には軽いワイン、重めのこってりした料理にはしっかりしたワインを合わせます。よく「魚には白、肉には赤」と言われますが、実際には料理の素材や味付け、調理法によって、相性に違いが生まれます。 例えば、生ガキや薄い味付けの魚介料理、肉料理では鶏肉を使った比較的さっぱりした味付けのものには爽やかな味わいの白・ロゼワインや軽めの赤ワインがよく合います。 また、脂肪分が多く、こってりした牛肉や豚肉の料理、魚料理ではウナギの蒲焼のような濃い味付けのものなどには、渋みのしっかりした赤ワインが良く合います。さらに肉料理であってもポン酢など爽やかなタレと合わす"しゃぶしゃぶ"には、赤ワインよりも白ワインの方が良く合います。鶏肉でもこってりしたタレの"焼き鳥"には赤ワインの方が良く合います。このようにワインと料理の相性は料理の素材や味付け、調理法によって決めることが大切です。相性を考える際は、「似たもの」を組み合わせることを基本に考えてみましょう。レモンなどを絞って食べるような料理には、柑橘系の香りがする酸味のきいた白ワインが合います。また、コショウやスパイスをひとふりしたいような料理にはスパイシーな香りがある赤ワインが合います。ワインと料理を合わせるコツは、お互いの味を消してしまわないような組み合わせにすること、ワインが料理の最後の仕上げになるようにすることです。最も単純な目安としては、料理が白っぽい薄い色なら白ワイン、料理が茶色や濃い色なら赤ワインとも考えられます。

ワインの飲みごろ温度

ワインに含まれる成分には、同じ成分であっても飲む時の温度によって味わいの変わるものがあります。例えば、辛口の白ワインには酒石酸やリンゴ酸、クエン酸が含まれます。これらの酸は、冷やした時においしく感じられる酸なので、辛口の白ワインは良く冷やすと爽やかな酸味のおいしさを楽しむことができます。一方、熟成型の赤ワインには温度が高い方がおいしく感じられる乳酸、コハク酸を多く含みます。また、温度が低いと渋みを強く感じるタンニン(ポリフェノール)が豊富に含まれますから、このタイプの赤ワインは室温あるいはそれよりやや低めの方がコクのあるうま味を楽しむことができます。 次に、ワインの甘味成分は白・赤ワインとも温度が低いほど感じにくく、逆に温度が上がると甘さを強く感じます。甘口~極甘口のワインを良く冷やすことで甘さを抑え、酸味を際立たせるようになり爽やかな甘味がおいしく感じられるようになります。このようにワインには種類によってふさわしい飲みごろの温度があります。 熟成型の赤ワインは18℃前後、ボディの軽いフルーティな赤ワインは15℃前後が目安となります。白は一般に10℃前後ですが、酸味の多いタイプは冷やし気味がおすすめです。スパークリングワインは5℃前後が適温です。